あのPYRAMIDが新作『PYRAMID3』を携えて、ついに戻ってきた!
数多くのアーティストのプロデュースや人気番組『世界遺産』のテーマで知られるギターの鳥山雄司、ニューズウィーク誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたドラムスの神保彰、全盛期のT-SQUAREを16年間に渡り支え、<OMENS OF LOVE><宝島>はじめとする名曲を残したピアノ/キーボードの和泉宏隆というスター・プレイヤー3人によるこのバンドは、2005年のデビュー作『PYRAMID』と翌年の『TELEPATH-以心伝心』で一世を風靡、一躍フュージョン/インスト・シーンの台風の目となった。しかし多忙を極める各自のスケジュールとビジネス上の都合で、リスナーの熱心なラブコールにもかかわらず、事実上休止を余儀なくされていた。が、本作にゲスト参加しているヴァイオリンの葉加瀬太郎(まるでマハヴィシュヌ・オーケストラ!?)の助力もあり、このたび5年ぶりに再始動に漕ぎつけた。
元はと言えばこの3人、慶応時代のバンド仲間。ある日、「昔に戻ってインストやらない?」と鳥山から二人にかかって来た電話からすべてが始まった。何もかもが輝いていたあの時代、同じ時間に同じ景色を見、同じ匂いの中で同じものを食べ、音楽に対する熱い想いを分かち合った者の間にしか生まれえない友情と信頼の絆が、今もこのバンドのキモ。
『PYRAMID3』は、彼ら3人が多感な時代にもっとも影響を受け、また愛した70年代の音楽へのオマージュとも言える作品だ。ベース・サポートには『TELEPATH』に続き鳥越啓介を起用。キャッチーなメロディにクールなポップ・フィーリング、シネマチックでドラマチックな瑞々しいサウンド、そしてゆったりと流れるリズムとクロスオーバー風の温かいコード感。そこにコンポーザー、プロデューサーとして等しく活躍する彼らが音の職人としてそれぞれが熟成させてきた経験と、変化の激しい今の時代を生きるコンテンポラリー・ミュージシャンとしての矜持を吹き込んだ。今回はコーラスに、高校時代からのバンド仲間の鈴木雄大も2曲にゲスト参加、さらにサウンドスケープを広げている。
懐かしいのに新鮮なカバーが4曲、そしてクールなR&B、胸キュンのバラード、粋なファンキー・チューン、スリリングなフュージョンとさまざまな風景を楽しませる珠玉のオリジナルが7曲。極上のサウンドが運んで来る至福の時間。大人の贅沢をplease enjoy!
☆Guest Musician
Taro Hakase:Violin[M-2.4.7]
Yudai Suzuki:Chorus & Whistle[M-1.5]